皆さんこんにちは。シロネコ書房です。
季節もだいぶ夏色に染まってきた今日この頃、僕はね、ハワイの朝食を食べに行ってきたんですよ。
「えー!?ハワイ!?羨ましいいぃぃぃぃぃい!」
うんうん、羨望の眼差しをありがとう。
まぁ、僕くらいになるとね、休日にかるーくワイハの朝食食べに行ったりしちゃうわけ。
まぁそんな中でもね、今回はちょっといいお店見つけたんで、それをみんなに紹介しようと思うよ。
ということでやってきたのは、江の島でおなじみ小田急江ノ島線の終点、片瀬江ノ島駅!
……え?ハワイはどうしたって?向かうなら成田だろって?
ちょっと待ってくださいよ、誰がハワイ「に」朝食食べに行ったなんて言いました?
僕はね、ハワイ「の」朝食食べに行ったって書いたんですよ?
今更文句言われたってそんなもん見間違える方がわる(ry
……ということでね、皆さま、茶渋以下の茶番にお付き合いいただいて、本当にありがとうございます。そしてごめんなさい。
しっかりとしたお詫びになるように、ここからは心を込めて、「Eggs 'n Things(エッグスンシングス) 湘南江の島店」の食レポをお伝えしていきます!
- Eggs 'n Things(エッグスンシングス)って?
- Eggs 'n Things(エッグスンシングス) 湘南江の島店
- たまごとクリームいっぱいのメニュー
- いざ食レポ!
- 最後に:「美味しいものだけ」じゃダメな世界
Eggs 'n Things(エッグスンシングス)って?
最初に、「Eggs 'n Things(エッグスンシングス)ってどんなお店なの?」という方のために簡単な紹介を。
Eggs 'n Things(エッグスンシングス)は、1974年にハワイにオープンしたカジュアルレストランです。
コンセプトとして「All Day Breakfast」(いつでも朝食を!)を掲げていて、朝だろうが夜だろうが関係なく、ボリューミーなハワイの朝ご飯を楽しむことが出来ます。
店名にEggsと入っていることから分かるように、卵を使った料理が多いです。
扱っているメニューとしては、生クリーム特盛のパンケーキや、エッグベネディクトが有名どころですね。2010年ごろに始まった、いわゆるパンケーキブームも、実はこのEggs 'n Thingsがその火付け役だと言われています。
朝食メニューの他、ガーリックシュリンプやビーフステーキなどのがっつりしたフードも充実しており、どの時間にいっても楽しめるお店となっています。
Eggs 'n Things(エッグスンシングス) 湘南江の島店
さて、ここで一旦記事冒頭の片瀬江ノ島駅の場面に戻りましょう。
この日は彼女と一緒の江の島旅行だったんですが、幸いお天気にも恵まれ、まさに絶好のパンケーキ日和。
雲一つない青空に、江の島さんもご機嫌な様相を呈しています。
江の島シーキャンドルに上って「人がゴミのようだ!」とムスカごっこに興じたい気持ちもありますが、真の目的に向かうためにグッと我慢。
これからの旅路、かの天空城のご加護がありますようにと、祈りの言葉だけつぶやいておきましょう。リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリールゥ…………。
そんな江の島を左手に、ぶっとい国道134号線沿いを進むことわずか一分、何やら陽気な看板が見えてきましたよ。
到着しました!Eggs 'n Things(エッグスンシングス)湘南江の島店です。
緑色の屋根に、二階席の青と白のパラソルが可愛らしいですね。
一階にテラス席もあるようで、何組かの方々が屋外パンケーキを楽しんでいらっしゃいました。
小脇の立て看板を見てみます。本日のおすすめオムレツは『ツナマヨコーンオムレツ』だとのこと。
しかし僕としては、その下に描かれているパンケーキの生クリームタワーにどうしても目が行ってしまう……。なんだよこれ……。じっと見ていたら、なんだか蓮コラにも思えてきて………は、これ以上はやめておこう。食事前だし。
たまごとクリームいっぱいのメニュー
この日は平日にもかかわらずたくさんのお客さんが訪れており、少しだけ外で待つことに。
その間に、店員さんが持ってきてくれたメニューを見る事にします。
それがこちら。まるで新聞のようなデザイン。細かいところにも書き込みがあって、とってもオシャレな仕上がりです。
しかし、なんともカラフルな紙面ですなぁ。いたるところにたまごと生クリームが溢れています。
店舗限定メニューなんてのも載ってますね。どれもおいしそう。
ベリー系が好きな僕としては、心斎橋店のパンケーキが気になるところ。
福岡天神店の、抹茶のパンケーキですかね、白玉が乗っていてこれもおいしそう!!
さてさて、期待に胸を躍らせて待つこと数分、店内に案内していただきました。
用意された席には、額に入った別バージョンのメニュー表が。
こうやって一覧で見ると分かりますが、メニューの種類めっちゃ多いですよね。
湘南江の島店限定のメニューもありましたね。
シラスの乗ったロコモコプレートおいしそう!
何にしようかさんざん悩みましたが、やはり初回はオーソドックスなものを!
ということで、僕はエッグベネディクトを、彼女はクリームたっぷりのパンケーキを頼みました。
スポンサーリンク
いざ食レポ!
彼女と談笑しながら待つこと数分、頼んでいた料理がやってきました!
まずはコチラ、『エッグスベネディクトのカナディアンベーコン』!(¥1350)
見た目からして既においしそう。そしてなんてというオシャレ感。
マフィンの上にかけられたオランデーズソースがとっても綺麗です。
もはや写真に撮られること前提でこしらえられてますよねこれ。飲食店界のフォトジェニック戦争においても、猛威を振るうこと間違いなしって感じです。
そしてもう一品。こちらは『ストロベリー、ホイップクリームとマカデミアナッツのパンケーキ』!(¥1080)
注目すべきはもちろん、圧倒的な存在感でそびえ立つ生クリームタワー。
何なんですかねこの高さ。目測ですけど、20cm弱はありますよ。
もはや一種の暴力性すら感じます。生クリームの暴力ってなんですかそれ。
そして、写真じゃ伝わらない思うんですが、お皿を持つとこのクリームが揺れる揺れる。
こんな絶妙なバランスで盛り付ける技術がまず凄いですよ。素直に尊敬しちゃいます。
生クリームの印象が強すぎて忘れられがちですが、周囲に転がるストロベリーも赤々としてとっても美味しそうです!
いざ実食!
セクシーなエッグベネディクト
さて、早速食べていきましょう。
まずは僕の頼んだエッグベネディクトから。
綺麗すぎるその体に、ナイフをえいっと入れてみると……。
キャー!あなた!とろとろの卵黄よー!キャー!
これぞエッグベネディクトの醍醐味、あふれる卵黄天国!こんなの美味しいに決まってますよね。
柔らかなマフィンにレタスとベーコンを合わせ、太陽のような卵黄をトロッと絡ませたら、いざお口へ……。
いやーん、美味しい!
はっ、思わず口調がおかしく……。ケホッケホッ
いや、しかしこれ本当に美味しいです。
まず、上にかけられたオランデーズソース。たまごのコクとレモンの酸味のバランスがちょうどよく、食べ進めても飽きの来ない仕上がりになっています。
そこに加わるのが、カリッと香ばしいベーコンに、みずみずしいレタス。適度な塩気と風味が、ソースとは違う領域で舌を喜ばせてくれます。
そしてなんといっても、それらをまとめ上げているトロトロの卵黄がたまらなく美味しい!
これらすべてが和をなして、一つのマフィンの上に『美味しさのたまごワールド』が展開されています。
この美味しさを表現するとしたら……なんて言ったら良いんでしょうね、うーん…………そう!セクシーなんですよ。セクシー!
艶やかでとろけるような舌触りが、僕を何かイケないことをしているような気分にさせて……。
でもでも、レタスのシャキッとした食感がそれを行き過ぎない様にとどめてるというか……。
あ、そうか、分かったぞ。これは健全なセクシーさなんだ。
例えるなら、同じ学校の先輩女子が、熱いからとシャツの襟元をつかんでパタパタやってるところを見ちゃった時ような……。
自分でも何を言ってるか分かりませんが、そんな感じ!
卵黄が少ない方を切ってみたのがこちら。
断面が良く分かりますね。
マフィン、レタス、ベーコン、たまご、ソースと単純な5階層ながら、こんな美味しさを秘めているなんて。恐るべしエッグスベネディクト。
付け合わせのポテトも、ガーリック風味が効いていて美味しかったです。
これにたまごをつけても絶品。ホクホク&トロ~は最強ですね。
全体として、すごくまとまった一品という印象を受けたお料理でした。
恐るべしパンケーキ
次はおまちかね、山盛りクリームのパンケーキを頂きます!
ナイフで一口大に切ったら、ごろごろベリーと共にクリームをたっぷりつけていただきます。あーん。
おお!?甘く……ない……?
あれ、僕今大量の生クリームを一度に頬張ったはずなんですけどね?
おかしいな、もう一度、今度は生クリームだけで、ぱくり。
おお、やっぱり甘くない!
いやいや、現実には甘みはあるんですけど、それが予想した物よりも大分抑えられています。
そして、甘くないだけでなく、軽い。
僕はもっと「もったり」とした、ショートケーキに乗っているような生クリームを想像していたんですが、これはそれとは別物と考えた方が良いですね。
テレビや雑誌でこうしたスタイルのパンケーキを目にした時、僕は正直「こんな量の生クリーム、一体どうやって食べるんだよ。原宿女子の頭おかしいんじゃないの」なんて思ってたんですよ。
しかし、その裏にはこういう真実があったんですね。これなら、甘くもなく重くもなく、意外と食べきれるかもと思えちゃいます。
しかしだからと言って物足りないでもなく、味もしっかり美味しい。
ケーキはふわふわで、これ自体にも軽い甘みがありますね。
大きなベリーは、程よい酸味が生クリームとの相性ばっちり。クラッシュされたマカデミアナッツは、時折口の中でカリッとはじけて、食感の良いアクセントになっています。
これらの脇役たちのおかげで、驚くほどサクサクと食べ進められてしまいますから、本当に不思議な一品です。
三種のシロップ+α
Eggs 'n Things(エッグスンシングス)には、パンケーキをより一層楽しむための三種の神器が各テーブルに備え付けられています。
それがこちら!
使い放題、かけ放題の3種のシロップです!
左のこげ茶色のものから順番に、メープル、ココナッツ、グアバのシロップとなっています。
これらを使って、適宜味を変えながらパンケーキを楽しむことが出来るんです。
お客さんをとことん飽きさせない、粋な計らいですよね。
では、順番に頂いてみましょう!
まずはメープルから、とろ~と一筋かけてみます。
綺麗な糖蜜色。ほのかに香る甘い匂いがたまりません。
では、パクッと。
うん、甘い!めっちゃ甘い。
流石はメープル。甘さ控えめなパンケーキに「だらしない」と喝を入れるかのような、力強い甘さです。
しかし、もとのパンケーキの方が甘さが抑えられているため、最初から甘いのを期待していた人には、むしろこっちの方が丁度良いのかもしれません。
続いて、真っ赤なグアバシロップをかけてみましょう。
イチゴの赤と合わさってとても綺麗ですね。
口に入れてみると、イチゴに負けず劣らずの気持ちのいい酸味が!
しかし、そのテイストはどこか南国風。
パンケーキをよりさっぱりと食べたい人にはもってこいのシロップだと思います。
最後に、ココナッツのシロップをトロトロッと。
なんか見た目がいかがわし……ケフンケフン。
なかなかお目にかからない珍しいシロップですよね。
食べてみると、メープルと同じとまではいかないものの、ココナッツ特有の優しい甘みが口に広がっていきます。
僕はココナッツ味のお菓子が好きなので、個人的にはこれが一番気に入りました。
鼻から抜ける風味が気持ちいいんですよね、ココナッツの甘みって。
そんなこんなで、彼女と互いにシェアしたりしながらぺろりと完食!
どっちの料理もパクパクと食べ進められましたが、食後にはしっかりとした満腹感がお腹に居座っていました。
ぼく、大・満・足!
最後に:「美味しいものだけ」じゃダメな世界
南国ハワイの朝食がいつでも楽しめるEggs 'n Things(エッグスンシングス)は、オシャレでおいしい、とっても素敵なお店でした。
しかし、あまりにオシャレすぎるため、男性一人で利用するにはちょっと勇気がいるかもしれません。僕も彼女が付き添ってくれなければドアをくぐれなかったと思います。
そして、もう一つ特徴的なのが店内での「シャッター音」の多さ。
いや、分かるよ。こんなインパクトあって綺麗な料理出てきたら誰だって撮りたくなるもん。実際に僕もこの記事のために撮ってますし。
また、それに付属するものとして
「インスタが~」
「フォロワー〇〇人超えた~」
「いいね!が~」
という会話があちらこちらから聞こえるのも特徴的ですね。
僕らの隣にいた若い女性2人組の会話がたまたま「聞こえちゃった」のですが、彼女らの友人が最近インスタグラムをやめたらしく、それに対するコメントが
「このご時世で、インスタ辞めるのはヤバい」
でした。
マツコ・デラックスが、パンケーキ店に行列を作る女性たちに「頭がおかしいんじゃないの?」と言ったなんて話も聞きますが、世はSNS大時代、飲食店が提供する価値は、もはや美味しい料理だけではないということなんですね
そんなためになる知識もたくさん教えてくれる、Eggs 'n Things(エッグスンシングス)は、とっても素敵なお店です。
それでは、今回はこの辺で。
ではでは、またまた。